歴史物語をめぐる、伊予市上級者コース
01
鎌倉神社
(かまくらじんじゃ)
源頼朝から謀反の疑いをかけられ、伊予の河野氏を頼って逃れてきたとされる源範頼の墓跡が、神社の裏手にあります。ため池のほとりには、臣下の墓といわれている10数基の小さな五輪の墓も。また、境内には範頼のことを詠った夏目漱石の二句一基の句碑もあります。
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地元で、「鎌倉さん」と呼ばれている小さな神社。
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社殿の裏手にある墓石には、「蒲冠者範頼公墓」と刻まれています。
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英語教師として松山中学校に赴任中だった夏目漱石が、徒歩で訪れてつくった句。日本で最初の漱石の句碑と言われています。
02
山吹神社
(やまぶきじんじゃ)
木曾義仲軍の一大将として活躍した巴御前のライバルとして知られる、山吹御前が祀られている神社。京都から逃れ、病に倒れ、伊予市で亡くなったと言われる山吹御前。心優しい、佐礼谷地区の人々が、御前を憐れみ、神社をつくったと言われています。
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山際にひっそりと佇む、幻想的な神社。
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鳥居には「山吹御前」の文字。
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本殿に迫力いっぱいにほどこされた彫刻は、有名な宮大工・長州大工が彫ったもの。
03
良坊
(りょうぼう)
中山町の中心部、商店街にある宴会と仕出しの店。飲食店が少ない中山町で、夜にお酒と食事ができる店は貴重。メニューは、なるべく地元のものをつかい、予算に応じて柔軟に対応してくれます。
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商店街のなかにある店。40年以上続いていて、現在2代目の店主が営む店です(2021年現在)。
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お昼ごはんは予約制。500円〜1000円程度で金額に合わせてつくってもらえます。
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なるべく地元のものをつかった料理。秋は特産の栗をつかったメニューも。
04
五色姫海浜公園・五色浜神社
源平の争いで、源氏に追われた平家方5人の姫が辿り着き、入水し命を絶ったという伝説が残る場所。毎年3月の第4日曜日には、「五色姫復活祭」が開催され、五色姫海浜公園から商店街を五色姫を乗せた船がパレードします。
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5人の姫が、黒、赤、緑、白、黄茶の5色の石になったという伝説が残っています。
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五色姫伝説の絵が飾られている、「五色浜神社」。
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毎年1月10日には商売繁盛、家内安全、農業豊作、漁業豊漁などを願う「十日えびす」があります。