烏帽子杜三島神社 - 伊予市色々|愛媛県伊予市観光協会 MENU CLOSE

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スポット情報

烏帽子杜三島神社

田畑の真ん中にドンっと建つ鎮守さま

伊予市中山町に入り、県道223号(中山砥部線)を栗田川の上流に向かう途中、田畑が広がる山すそにドンっと巨木がそびえる神社があります。大スギのご神木を抱える烏帽子杜三島神社(栗田三島神社)です。遠近感も相まって、神社後ろの里山よりも大スギの方が高く思えるほど。

烏帽子杜三島神社の由緒は焼失しているので、詳しくは分かりませんが、伝承によると孝徳天皇の御代(645~654年)に栗田地区の鎮座として大山祇命を祀ったものとも、もとは恵保子野山の神様(氏神様)だったともいわれています。現在の社殿は、明治12年(1879年)に再築されたものだそう。

栗田川を渡る御神橋から石鳥居をくぐって社殿にいたるまでの参道が、田んぼの中を山に向かってまっすぐに延びる様子に、人々の営みの中にありながらも神の領域との境界線を感じられる、不思議な佇まいの神社です。

中山町随一のスギの巨木

市指定天然記念物である大スギの高さは約40m、幹回りは約6m、樹齢は400年以上とされています。かつて、この神社は山の傾斜地に建っていました(境内社は今も斜面に建てられています)。

大スギも同じく斜面に生えていたと思われますが、神社改修工事で石垣を築いて地盤を平らにする際に、幹が4m埋められたそうです。しかし、少しばかり背が縮んだとしても、巨木に変わりはありません。

 

ご神木として崇められ、太平洋戦争中には竹スダレで囲んで、出征した兵士の弾丸よけを祈念し、兵士を守護したといわれています。幹肌は縦割れのラインがまっすぐに並ぶ美しいもので、かなりの名木です。

神様が渡る橋?

栗田川に架かる御神橋は欄干が石でできた橋。わずかに湾曲した橋面は、勅使橋(朝廷の遣いなど、身分の高い人が通る橋)を思い起こさせます。

欄干には擬宝珠(ぎぼし:欄干の装飾技法)もついていますし、参道を社殿までまっすぐな道にするため、川の流れに対して少し斜めに架かっていることを考えると、神様が渡る橋なのかもしれません。

この栗田川は、梅雨時期になると多くのホタルが乱舞する美しい川です。

住所 伊予市中山町栗田甲810
お問い合わせ 089-967-0866
営業時間 参拝自由
駐車場 3台(無料) ※境内に駐車ください

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