スポット情報
三島神社
海と夕日が見渡せる絶景神社
伊予灘を眼下に見下ろす、双海町の高台にある三島神社。神亀元年(724年)に建立された三島神社の由来は、背中に輝く金幣を載せた亀が浜に泳ぎ着き、森の中に駆け上がったことから、この地に社を建てて祀ったとされています。古来より神亀の出現は良いことがおきる前兆とされ、この年、元号も神亀と改元されました。
297段の石段の中程にある二重門は優美な彫刻で装飾されており、市指定有形文化財になっています。
天保3年(1832年)から9年間の歳月をかけて建てられたもので、扇垂木(おうぎたるき:屋根を支える垂木と呼ばれる部材が扇状に配置されていること)と多用された蛙股(かえるまた:梁に設置し屋根の重さを分散させるため下部が広くなった部材。見た目が蛙の股に似ているためこう呼ばれる)、華美な彫刻など県内に類を見ない圧巻の建造物です。
また、二重門から見下ろす伊予灘の景色もおすすめです。二重門のあたりから視界が開け、伊予灘の青い海へと階段が続いている錯覚を起こしてしまいそう。
狛犬じゃなくて狛亀
三島神社の拝殿前には阿・吽(あ・うん)の形相をした狛犬ならぬ狛亀が鎮座しています。この狛亀は、神社の由来から安政4年(1857年)に地元庄屋達が造り、奉納したもの。全国各地に様々な形をした狛犬がありますが、亀もなかなか珍しいものです。
そして、よく見ると拝殿屋根の隅にある鬼飾りも、亀。見逃さないようにご注意ください。
また、三島神社の社叢(しゃそう)はスダジイの大木が多く、最大のものの幹周は4.8m、樹高15m、樹齢1,200年とされています。297段の石段の上部左右に茂るシイノキ群は市の天然記念物に指定されています。
住所 | 伊予市双海町高岸甲1320 |
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お問い合わせ | 089-986-1577 |
営業時間 | 参詣自由 |
駐車場 | ※県道243号線から神社裏に入り境内に駐車してください(3台) |