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スポット情報

伊豫稲荷神社

正一位の位を持つ神社

弘仁15年(824年)、山城国伏見稲荷神社から勧請(かんじょう:神様の霊を分けて他の神社に移動させること)された伊予稲荷神社。享和2年(1802年)朝廷より、神社の神階で最高となる正一位の勅許を受けました。

赤鳥居をくぐると、重厚な造りの楼門(県指定文化財)が参拝客を出迎えます。楼門は和様と唐様の折衷様式で、道後の伊佐爾波神社や大洲の如法寺禅堂を建築した名工、松山長右衛門が手掛けたものと伝えられています。

伊予稲荷神社は高台に位置するので、参拝後この楼門から、まっすぐ続く参道の先に伊予灘を望むことができます。

 

拝殿の右奥に進むと赤鳥居が立ち並ぶ石段があり、登った先に「久美社」が建っています。


明治時代、九州から来た浪人風の旅人が病にかかり宿代がかさんだため、九州佐賀藩の鍋島家に代々伝わる秘宝「九尾の狐の尾」を宿代にと置いて去りました。金儲けを企み大金で譲り受けた町人たちがいましたが、この宝物の不思議な力をもてあましていたため、氏子50人ほどで買い取り伊予稲荷神社に奉納しました。

「九尾の狐の尾」は宝物館で保管されていますが、宮司の夢枕に立つほどの霊力を持っていたため、久美社を建てて祀っています。伊予市の隠れたパワースポットです。

貴重な文化財の宝庫

写真提供:伊予市教育委員会

伊予稲荷神社には、県指定文化財である楼門棟札など、100点にもおよぶ宝物が収納展示されている宝物館があります。その中に、鬼のような形相の山姥が坂田金時(金太郎)に乳を与えている、越前介岸駒の大作があります。金太郎のお母さんがヤマンバだったとは驚きです。

 

 

 

 

 

また、境内に3株の藤があり、5月初旬に見ごろを迎える藤棚になっています。1株は白藤、残り2株は紫藤。いずれの藤も大株で、樹齢は約300年といわれ、昭和35(1960)年市の天然記念物に指定されました。江戸時代には藤神事が行われ、市に人形芝居、出店もずらりと並び、大いに賑わったそうです。樹下には伊予市の俳人、門田一貴の句碑「神代なる樹令を今に藤芽ふく」が建てられています。

赤ちゃんの夜泣きにお困りの方は一度お参りを

他にも、「夜泣き石」と呼ばれる不思議な石があります。

伊予市灘町の庄屋宮内家の庭にあった石が、風の吹いてない、月の出ていない夜中になるとすすり泣くので、夜泣き石と呼ばれていました。ある人の助言で伊豫稲荷神社にある大岩のそばに置いたところ、泣き声が止んだことから、今ではこの石を拝むと赤ちゃんの夜泣きが治るといわれています。

住所 伊予市稲荷1230
料金 参詣自由
営業時間 8:00~18:00(社務取扱所)
定休日 年中無休
駐車場 10台(無料) ※社務所前にも2台駐車可
その他 ※祈願はご予約をおすすめします
※令和2年4月現在、宝物館は改修のため閉鎖されています

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