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新岡製菓

お母さんが一人で切り盛りする町のパン屋さん

伊予市立中山小学校手前の角にある新岡製菓は、かわいいお母さんが一人で切り盛りする老舗のパン屋さんです。大きなサッシの入り口を開けると、壁際の棚にはたくさんの種類のパンが並んでいます。店内奥にあるケースにはイチゴショートやモンブラン、シュークリームなど定番のケーキもずらり。

新岡さんは3代目。創業は昭和10年頃で、その当時県内でもパン屋は大変珍しく、技術を学びに多くの人が通ってきていたとか。パンの他にも結婚式や法事用の生菓子を作っていましたが、ご主人がパン屋には洋菓子も必要だと、松山の老舗菓子店・一六で修業をし、ケーキの販売も始めたそうです。

店内中央には大きなテーブルとイスが置いてあり、今は廃校となった中山高校の生徒たちが、昔は学校帰りに立ち寄ってパンを片手に話に花を咲かせていました。今でも、卒業生が青春の味を懐かしがって、新岡さんのパンを求めにやってきます。

パウンドケーキ「秦皇山」は銘菓

数あるパンの中でも人気はやっぱり「あんパン」。しかも、つぶあんパン、こしあんパン、白あんパンが勢ぞろい。昔懐かしい風味の薄めの生地に、生菓子の技術が生きるおいしい餡がたっぷり入っています。

新岡さんにおススメを尋ねると、ピーマンや玉ネギなどの野菜をピザ風の味付けでトッピングした「やさいパン」、メロンパンの中にバタークリームをはさんだ「ダッコパン」(旧中山高校の生徒さんが命名)とのこと。

そして、新岡製菓といえば、道の駅なかやまクラフトの里でも販売している「秦皇山」の名を冠したパウンドケーキです。栗が入ったパウンドケーキはしっとりとして、玉子とバターの香りがしっかりと感じられるのに、くどくなく、1本をまるごと独り占めしたくなるほどのおいしさです。

いつまでも元気でおいしいパンを作り続けてほしい

新岡さんは、伊予市が行う民公学連携事業「iProject!」にも積極的に協力してくれています。2020年には伊予農業高校の生徒さんたちと一緒に、干しシイタケを使ったシュークリームを開発しました。毎年、見学に来てくれる中山小学校の児童には、家のオーブントースターでも焼けるパン生地をプレゼントしています。

「地域のお役に立てることがあるなら、今後もお手伝いします」とおっしゃる新岡さんですが、毎日数10種類のパンやケーキを一人で作るにはそろそろ限界かなと不安をのぞかせます。

それでも、「今はお嫁さんや孫が袋詰めや配達を手伝ってくれよるから、元気でいるうちは頑張って続けます」と笑顔を見せてくれました。

住所 伊予市中山町出渕2-145-1
お問い合わせ 089-967-1263
営業時間 7:00~18:00
定休日 日曜日
駐車場 無し ※駐車場は中山町地域事務所をご利用ください

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