朝日屋食堂
伊予市で中華そばを食べるなら、まずはここ
昭和27年(1952年)創業の朝日屋食堂は、伊予市で「中華そばなら?」とたずねると、多くの人が「この店」と答える隠れた名店です。現在は、二代目がご夫婦で切り盛りされています。
人気の中華そばは、野菜やお肉がたっぷり。スープはあっさりとしていますが、具となる野菜をいっしょに煮込んでいるので、甘味とコクが感じられます。
「隠し味にニンニクを少々ね」と、奥さん。言ってしまっては隠し味にならないのではと思いつつ、その素直で明るいお人柄に思わず笑みがこぼれます。
「注文の時に言うてくれたら、どんなにでもするよ。」例えば、麺の硬さや野菜を多めにしてほしいなど、ご主人がお客様の要望に応えてくれます。
「常連さんなんかは好みを覚えとるけんね。この人はモヤシ抜きとか、この人は肉なしとか。『ネギ抜きやったよね?』って確認はするけどね。」奥さんの接客魂にも感動です。
この味とご夫婦のお人柄に惹かれて、平日は常連客、週末は旅行者で、4人掛け6卓の小さな店内はいっぱになります。
時代にともない変わった人気メニュー
創業当初はうどん屋さんだったという朝日屋食堂。鍋焼きうどんがメインのお店だったそう。昔ながらのアルミ鍋で出てくる鍋焼きうどんも、具だくさんに甘いダシでまだまだ人気です。
昭和時代の灘町商店街周辺一帯は、「芝居小屋の『寿楽座』や映画館、ダンスホールもあって、人が集まる町やった」と話すご主人。そうして集まってきた若者から頼まれ、作り始めた中華そばが今では看板メニューになりました。
この辺りには様々な商店が軒を連ねています。朝日屋食堂のご主人は、馴染みの商店や地元企業から食材を調達しているそう。
基本のだしに欠かせないイリコは双海町小網のものを、お肉は「にくの一色」、野菜は「三木食料品店」、揚げは「三好食品」、くずし(ナルトやかまぼこなどの練り製品のこと)は「武正蒲鉾店」、麺は「長田製麺所」からなどいずれも伊予市を代表する老舗ばかり。
朝日屋食堂のメニューは伊予市のおいしいものでできています。
下町の雰囲気が味わえる路地裏店舗
朝日屋食堂の魅力は、その佇まいにもあります。
灘町商店街と伊予市役所前の大通りをつなぐ路地裏にあり、飾り気のない素朴な店構え、食品サンプルが並ぶ年季の入ったショーケース、紺色の「うどん・そば」と書かれたシンプルなのれんが掛かっている様子は、昭和の時代にタイムスリップした気分にさせてくれます。
店の前に置かれた、出前用のカブは今も現役。近場であれば、これまた年季の入った木製の岡持ち(おかもち:食品などを屋外に運ぶために用いる桶や箱のこと)を持って、おいしい中華そばを届けてくれます。
住所 | 伊予市灘町16 |
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お問い合わせ | 089-982-0254 |
料金 | 中華そば 600円/鍋焼きうどん肉入り 600円/五目そば 550円 いなりずし 80円/親子丼 600円 など ※価格は令和3年9月現在のものです |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 月曜日 |
駐車場 | 3台 ※店舗裏駐車場 41・42・43番をご利用ください |
その他 | ※ただいま、新型コロナウイルス感染症対策として18:00までの時短営業になっております。 |
MAP
ますます伊予市ふるさと観光大使を務める、大人気声優・小野賢章さんが伊予市を旅する動画「小野賢章と恋するイヨタビ」をYouTubeで公開中!
Part1 伊予市を“食べる”
Part2 伊予市を“遊ぶ”
Part3 伊予市を“感じる”
Part1 伊予市を“食べる”の動画の中で、ここ「朝日屋食堂」を小野賢章さんが実際に訪れ、ご紹介していますのでぜひご覧ください。